今日は、種の袋の裏面に記載されている
表示を説明します。

絵袋裏
写真のような表示が、種の袋には
必ず記載されています。

まず、「生産地」から説明します。
生産地は種を生産した国(もしくは地域)のことを
記載しています。
播くための種を作っている場所のことで、
必ずしも品種を作った場所ではありません。

日本で育種(品種づくり)されても、
つかわれる種は、外国など違う場所で
作られていることが多いです。

「数量」は袋に入っている内容量です。
ml(ミリリットル)表示が多いですが、
最近では粒数表示の品種や作物も
増えてきています。

「発芽率」は製造メーカーや販売元が
発芽の検査をした結果を表示しています。
写真の場合ですと、2009年の4月に検査されています。
そして、発芽は85%以上です、ということです。
種の場合は、条件(温度や水、土など)によって
発芽は大きく左右されますので、
必ず85%以上発芽することを
保証しているわけではありません。
整った条件では85%以上の発芽をしますよ、
と言うことです。

最後の「有効期限」は、消費期限と一緒です。
「発芽検査月より1カ年」となっておりますので、
2010年4月までと言うことになります。

種は生きていますので、だんだん年老いていきます。
作物や品種によって差がありますが、
保存状況が良ければ、5年たっても
ちゃんと発芽するものもあります。

種を買われる場合には、裏面を見て確認してから
買うようにしてください。
種袋の裏面には他にも、色々な情報が
記載されていますので、よく読んでみるのも面白いですよ。