春に植えた苗は、生育ステージが進んで収穫が始まってるかと思います。

トマトやキュウリを作られている方が多いかと思いますが

今回はオクラの話をしようと思います。

 

全国のオクラの収穫量 (2018年調査  農林水産省統計情報 参考)は、11,665t。

全国1位は鹿児島県で4,857tで、全体の約42%のシェアを持ちます。

2位は高知県で1,448t(約13%)、3位は沖縄県で1,314t(約11%)と続き、国産オクラ青果物市場は

この3県で国内シェアの約66%を占めています。

わが静岡県のオクラの生産量は、わずか19トン(全国シェア0.001%)です。

 

温暖な気候でオクラ生産に適している地域と言えますので、この数字はいろいろ思うところありますね。

今回は、そんなオクラの栽培について少し書きたいと思います。

オクラは根が弱く、移植(苗を植えたり、鉢上げなど)を嫌います。

間引きするときは、ハサミを使って株を間引きます。

そういった性質もあり、オクラは直播が適します。

直播の場合、3~5粒まき、1本から多くて3本ほどにして育てます。

今回の密植栽培の方法は、5粒まきで間引きせず放任。

発芽し順調に生育していくなら、すべて育てようという栽培です。

つまり5本生育順調なら5本とも栽培するやり方です。

1本で育てると生育も早く、茎も太くなりますが、莢も同じように早く硬くなります。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

弊社youtubeチャンネル「野菜つくるチャンネル」に動画をアップしております。

そちらは実際の畑の様子も載せておりますので

ご興味ありましたらそちらもご覧ください。

【野菜つくるチャンネルishikawaseed】オクラ編

 

1穴5本立ち栽培になるので、面積当たりの本数が増え、収穫量も増加します。

樹が混みあうので獲り遅れに注意しながら栽培してください。

オクラ栽培のポイントを下に少し載せましたので

そちらも参考にしてみてください。↓

(参照資料:タキイ種苗HPより抜粋)

高温が好きな野菜のオクラは、これから栽培環境が適していきますので

ぜひ栽培を楽しんでいただけたらと思います。