先日、機会がありまして
ある会社の社長さんの
講演を拝聴してきました。

今回はそこでの話を
少しご紹介したいと思います。

日本の食料自給率は40%を切っています。
しかし、私自身をはじめ
深刻な顔をしている人がいない。

スーパーに行けば食品は多種にわたり
山積みされています。
こういった現状も危機感を鈍らせています。

食料自給率が40%という現状は
私達が見ている現実とはかけ離れて
深刻な状況だと、社長さんは話されました。

社長さんは「必ず食料危機は来る」と断言されました。
石油の高騰によって多くの食品が影響を受けていますし
飼料作物の高騰は畜産や養鶏農家に大打撃を与えている。

「だからこそ、いざという時のために平常時から
食料確保のルートを開拓しておかなければならない」
と社長さんは言っています。

社長さんは行動を起こされていて
南米アルゼンチンの広大な土地を取得し
現地の日系農家と交流を深め
非常時には優先的に食料を売ってもらうように
今現在から海外に太いパイプを作られています。

いざ食料危機が来た時に金を積んで売ってくれと言っても
相手が売ってくれなければ始まりません。
しかも強大な米国などの穀物メジャーが相手となります。
社長さんの言う「日本の食料危機」は
現実に起こりえる事実なのかと
非常に考えさせれました。

私は仕事がら地元地域の農業、農家さんの事が第一にあり
日本、世界といった大きな枠ではなかなか考えていなかったかもしれません。
農業という業界に携わっていますので
事業を頑張れば日本の農業に貢献できると思っていました。

日本の農業の現状は弊社の地元を見ても厳しいと思います。
農業従事者は高齢化で60歳なら若手の部類に入ってしまいます。
後継者も非常に少なく、農家さんが息子さんに継がせようと思わないと
自身の口から言われることがほとんどです。
新規就農が注目されていますが
農業は他の産業・業界と比べ難しい部分が多いです。

今まで経験し考えてきたことや
やるべきことや弊社の今後の事など
そういった思考の中に「日本の食料危機」を
しっかりと持ちながらこの業界でやっていかなければならないと
今回非常に思わされました。
具体的なことはできるかわかりませんが
少しづつでも進んでいけたらと思います。

ここを読んでいただきました皆様一人一人の方が
どう思われるかわかりませんが
何か少しでも感じて今後の生活に思う所を
持っていただけてたら嬉しいです。

文章がへたくそで意味不明な点あるかと思いますが
どうぞご勘弁ください。

ご紹介しました社長さんの事業のHPがありますので
ご興味持たれた方はリンクで行って見てください。

参考HP:ギアリンクス